この記事を読んでいるのは、アイフルの一括返済の手順や注意点を知りたい人だと思います。
アイフルのような消費者金融カードローンの金利は、銀行カードローンよりも高いため、資金に余裕があるときに一括返済することが大切です。
一括返済は通常の返済とは手順が異なるので、返済方法についてしっかりと確認しておく必要があります。
この記事では、アイフルの一括返済方法について詳しく解説します。
アイフルで一括返済する方法
アイフルで一括返済をするには、次の方法があります。
- ATM
- 銀行振込
様々な方法の中から選んで返済することができるので、利用しやすい返済方法を見つけてください。
また、それぞれの返済方法で注意が必要なポイントも紹介しますので、しっかり確認しておきましょう。
ATM
アイフルATMや提携ATMから一括返済をする方法です。
コンビニATMでも返済ができるので、時間を気にすることなく手軽に一括返済をすることができます。
また、アイフルATMを利用すれば手数料がかかりませんので、余計な出費をしたくない人はアイフルATMから返済してください。
銀行振込
銀行振込で一括返済をする場合は、まず正確な返済額の確認が必要です。
また、返済口座が分からないと入金できないので、返済額と口座の確認をするためにアイフルに電話をしてください。
あとは銀行で振込の手続きをするだけですが、振込に対応している時間帯には注意してください。
銀行の窓口は平日しか利用できませんので、仕事などで平日の日中に銀行に行くのが難しい人には向いていない返済方法です。
昼休みなどを使って返済することはできますが、銀行が混んでいると休憩時間内に手続きが終わらないなどの危険性があります。
口座振替の人は会員ダイヤルで確認が必要
ふだんの返済を口座振替にしている人が一括返済をする場合には、必ず会員ダイヤルに電話をしなければなりません。
電話は緊張しますよね!
でも、一括返済するには必要なことなので電話をすることは避けられません。
というのも、一括返済を行う日によって返済金額が変わるうえに、対応に違いが出るからです。
急な予定が入って一括返済を行う予定日を変更しなければならなくなったときは、もう一度電話をして金額の確認などを行わなければなりませんので注意してください。
一括返済するとこんなに利息がお得に
一括返済をするメリットは、借金から解放されてストレスから解放されるということもありますが、やはり利息の支払い額を減らすことができるということも忘れてはいけません。
一括返済をすると、どれくらい利息の支払いに違いが出るのかを計算してみましょう。
では、アイフルから50万円を金利18%で借りたときを想定してシミュレーションをしてみましょう。
なお、アイフルはサイクル制と約定日制のふたつの返済システムがありますが、今回は約定日制で計算します。
50万円を借り入れたときの最低返済額は13,000円です。
この金額で毎月返済した場合、返済回数は58回で利息は251,013円にもなります。
では、一括返済までの返済回数ごとに利息額を表にまとめておきますので、違いを見比べてみてください。
一括返済までの返済回数 | 利息額 |
---|---|
12回 | 49,944円 |
24回 | 98,889円 |
36回 | 140,707円 |
このように、できるだけ早い段階で一括返済した方が、利息の支払い額は少なくなります。
無理をしてまで一括返済する必要はありませんが、節約などをしながら短期間で完済した方がお得です。
千円未満の端数の取扱いはどうなる?
ATMで一括返済を行った場合は、小銭を使うことができないので端数が残ってしまいます。
端数は返済しなくても問題ありませんが、カードローンを今後は使う予定がないのであれば解約しておいた方がいい場合もあります。
では、端数の処理をどうすればいいか解説していきます。
多めに返済する
残高を0円にするためには、借入残高よりも多い金額を入金します。
例えば、返済額が13,472円になっている場合は、14,000円を入金すれば残高を0円にできるということです。
ぴったり振り込みたいとき
ぴったり払いたいときは、銀行振込やマルチメディア端末で支払います。
銀行振込場合は振込手数料を払わなければなりませんが、端数が残ることなく一括返済することができます。
また、マルチメディア端末の場合は手数料無料で支払えますので、近くにローソンやミニストップ、ファミリーマートがある人はこちらの方がお得です。
預り金は返してもらえる
仮に一括返済額が12,001円だったら、ぴったり返済するためには13,000円を入金することになります。
ほぼ1,000円多く入金することになりますが、多い支払い分の扱いはどうなるのでしょうか。
もしも返してもらえないのだとしたら、借入残高によってはかなりの損をしてしまうことになるでしょう。
しかし、多めに入金した分は預り金となり、指定口座への振込、郵便の返却で返してもらえます。
アイフルの利益になるわけではないので、安心して一括返済を行ってください。
「一括返済」と「解約」は別
一括返済をしただけでは、アイフルを解約したことにはならないので注意してください。
アイフルを解約するには「解約手続き」をしなくてはならないんです。
解約手続きをしないと、アイフルの利用枠はまだ生きていますので、またお金が必要になったときに借り入れすることができます。
しかし、利用枠が残っているということは、今後の各種ローンの審査で不利になる可能性があります。
例えば住宅ローンを申し込んだとすると、審査を受けるときに個人信用情報機関に照会がされますが、そのときに「アイフルで〇〇円の利用枠がある」ということが分かってしまうのです。
そのため、完済後に何らかのローンやクレジットカードの審査を受ける予定がある人は解約しておくことをおすすめします。
解約方法
一括返済した後に解約も行う場合には、アイフルから契約書を返却してもらいます。
返却方法は「郵送で返却」がありますので、どちらかを選択してください。
ただし、注意点として、一括返済を行った日は契約書の返却ができないということがあります。
一括返済が無理なら随時返済を
借入金額や収入によっては一括返済を行うことが難しいというケースもあると思いますが、一括返済ができないのであれば、随時返済を行うことをおすすめします。
毎月の返済日のほかにも、手持ちのお金に余裕があるときに返済をしていくことです。
随時返済できる金額は、毎月の約定返済額と同額にする必要はなく、好きな金額を返済することができます。
随時返済は、すべて元金の返済に充当されるので、効率的に総返済額を減らすことができます。
利息分の支払金額も減っていきますので、資金に余裕があるときは積極的な随時返済を行うことがおすすめです。
随時返済のし方
随時返済をすることに特に難しい手続きは必要ありません。
アイフルATMや提携ATMからローンカードを使って返済することもできますし、銀行振込やコンビニのマルチメディア端末からの随時返済もできます。
ただし、口座振替で随時返済を行うことはできません。
他の返済方法の場合には、最低返済額以上に入金した分は随時返済になりますが、口座振替の場合には約定返済のほかにATMなどから随時返済を行う必要があるので注意してください。
一括返済したのに借りれない?
一括返済をしたあとは、借入残高が0円になりますので、理論上は限度額と同じ金額を借入できる状態になっています。
しかし、どういうわけか一括返済をしたのに、お金が借りられないケースがあります。
「借入残高は0円のはずなのにどうして?」と心配になりますよね。
実は、一括返済をしたことが借入残高に反映されるのに、時間がかかることがあるのです。
反映されるのに時間がかかることがある
一括返済の手続きを行った直後に、借入残高に反映されないことがあるので注意してください。
銀行振込で一括返済した場合には、アイフルが入金を確認した時点で反映されるので時間がかかる傾向にあります。
銀行振込や口座振替からの返済を、アイフルがいつ確認できるのかを直接確認したところ次のような回答をもらいました。
これは約定返済日の話ですが、一括返済を銀行振込で行った場合も同じくらいの日数がかかることが考えられます。
「でももっと早く反映される方法はないの?」と思う人もいると思いますが、ATMからの入金であれば原則的にすぐに反映されることになっています。
もし、一括返済しても借入残高が変わらない場合には、アイフルに電話をして、返済を確認してもらいましょう。
返済を延滞していると一括返済を求められる
一括返済は自分の資金に余裕があって、利息の支払いを減らすために行うものとは限りません。
場合によっては、アイフルから一括返済を求められることもあるのです。
では、どのようなときに一括返済を求められるかというと、61日以上にわたって返済をしないでいる場合です。
一括返済を求められるまで返済を放置したとなると、かなり危険な状況になります。
一括返済催告状が届く
返済期日までに返済しなかった場合には、まずは携帯電話に連絡が入ります。
最初は丁寧な対応ですが、電話や手紙による催促をずっと無視していると、最終的には一括返済催告状というものが届きます。
さらに、一括返済催告状を無視してしまうと、法的な手段に移ります。
具体的には、給料や財産の差し押さえです。
法的な措置には強制力があるため、逆らうことはできません。
これまでの生活を送ることが困難になるので、一括返済を求められる前に対策を採っておく必要があるでしょう。
返済できないときは専門機関に相談を
一括返済催告状が届いたときに、返済できるだけの資金があれば問題ありません。
しかし、親族を頼るなどして資金を集めても、返済できないこともあるでしょう。
そのような場合には、弁護士などに相談してください。
債務整理の手続きを行うと、債権者は取り立てをストップしなければなりませんので、一括返済以外の方法で借金問題を解決できる可能性があります。
一括返済催告状を無視することだけは、絶対にやめましょう。